格安スマホをご存知でしょうか。その名の通り、格安でスマホを利用できるお得なサービスのことです。この格安スマホを「ビジネスに役立てたい!」と検討している人も多いのではないでしょうか?
ここでは、格安スマホを上手にビジネスに活かす方法をご紹介していきます。
格安スマホとは、MVNO(仮想移動体通信事業者)と呼ばれる会社が提供しているサービスです。大手キャリアと比較すると、料金を安く抑えられるが大きな特徴です。
格安スマホを提供しているMVNO会社は現在20社以上あります。利用者も年々増加しており、現在では通信サービスを利用している人の約13%にも及ぶ割合にまで増えています。
今や大手キャリアに並ぶほど普及している通信サービスなのです。
そんな格安スマホですが、ビジネスで利用することも可能です。上手に活用すれば大手キャリアよりもグッと通信費を抑えられるので、コストダウンになります!
格安スマホの最大のメリットといえば、やはり「通信費を抑えることができる」点です。大手キャリアと比較すると、月額料金をおよそ半分以下にまで抑えられます。
たとえば大手キャリアの月額料金の場合、おおよそ以下の通りです。
・データ通信量(7GB以下) 約6,000円
・通話基本料金(国内通話) 約1,700円
合計 約7,700円
(※各種割引やセットプラン料金などは考慮していません)
一方の格安スマホの月額料金は、おおよそ以下の料金となります。
・通話SIM 基本料(データ容量7GB) 約2,000~4,000円
合計 約2,000~4,000円
このように大手キャリアと比較すれば、格安SIMなら月額料金を格段に安く抑えられることがわかりますね。
大手キャリアにはさまざまなプラン・セットが用意されています。しかしデータ容量や通話サービスなどが複雑に設定されているので、すぐには理解しづらい面があります。
しかし格安スマホの場合、通信データ容量やセットプランがとてもシンプル。複雑な割引制度もありませんから、月の通信料金を計算しやすいのが特徴です。さらにビジネスの状況に応じてプランの変更も検討しやすいのも魅力ですね。
上記で格安スマホのメリットをお伝えしましたが、もちろん良い点ばかりではありません。格安スマホにもデメリットがありますので、これらも考慮しつつ、上手にビジネスに活かしましょう。
格安スマホは、大手キャリアの回線を借りることによって通信できる仕組みとなっています。そのため、アクセスが集中する時間帯である平日のお昼や夕方頃には、速度が遅くなる傾向があります。MVNO会社によっては、通信制限を設けている場合もあるので注意が必要です。
おすすめの対策方法は、「通信速度が速い!」と謳っているMVNO会社を選ぶことです。通信速度や繋がりやすさは、会社ごとによって違います。公式にて通信速度を売りにしているところや、ネットで通信速度の評判が高い会社を探してみることをおすすめします。
格安SIMには、何時間通話をしても料金が一定となる「かけ放題サービス」を提供している会社は少ないです。提供していたとしても、「◯分まで無料」「専用アプリから通話したときだけ無料」といった制限が設けられていることが多いです。
格安スマホの通話料は平均して「20円/30秒」ですから、通話時間が長くなるほどコストが高くなってしまうデメリットもあります。1時間通話すると2,400円ほどかかってしまい、それ以上通話が長くなると、大手キャリアが提供しているかけ放題プランの料金(平均して約3,000円)よりも高くなる恐れも。
対策としては、通話が長くなると思ったときに「無料通話アプリ」を利用してみると良いでしょう。通信量を消費しますが、通話料金を気にせずに通話することが可能です。
また、事務所内で仕事することが多くて通話時間が長い場合は、03番号の導入がおすすめです。通話料は平均で8円/3分と、格安スマホよりも安く済みます。さらに社会的信用力も上がりますよ。
大手キャリアで契約すると「@docomo.ne.jp」といったメールアドレスが利用できます。しかし格安SIMにはこのようなキャリアメールは使えません。中にはメールアドレスを提供しているMVNO会社もありますが、オプションなので別料金が発生します。
この場合、フリーメールを活用しましょう。無料で使えますし、画像やファイルも送信可能です。ただし相手の設定によっては迷惑メールフォルダに送られてしまう可能性もあるので、送信前には事前に相手に知らせておくと良いでしょう。
格安スマホは月額料金を安く抑えられるので、コストダウンに役立ちます。
しかしデメリットもありますので、それらもしっかりと考えた上で、ビジネスに最適な格安スマホを探してみてくださいね。
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