スマホさえあれば簡単に03番号開設ができる03番号取得サービスは、これから独立しようと考えている人やフリーランスには魅力的に見えるでしょう。
確かに、03番号取得サービスは投資不要で容易に03番号開設ができるというメリットがありますが、デメリットとなり得る部分もあります。
契約前に03番号取得サービスのメリットとデメリットを今一度確認しておきましょう。
03番号取得サービスは、小規模に事業を開始したい人にはメリットの多い魅力的なサービスです。
まずは03番号取得サービスのメリットを見ていきましょう。
新たに事業を始める時に名刺に書く電話番号が携帯番号だと、クライアントから信頼してもらえるのか不安が残ります。
03番号を開設して名刺に記載すればクライアントからの信頼度が格段にアップ。
広告を作成する際も、携帯の番号ではなく03番号を事業所番号として記載できるので便利です。
プライベートの携帯番号を教える必要がなくなるので、仕事とプライベートの番号を完全に分けることができます。
03番号取得サービスの営業時間外アナウンスの機能を上手に使えば、個人のスマホを使ってサービスを利用していても、営業時間外は携帯に仕事の電話がかかってくることはありません。
03番号取得サービスはクラウドサービスのため、電話回線や専用機器の用意が不要です。
サービス利用開始に必要なものはスマホだけなので、少額投資で事業を開始したい人や働く場所を選ばないフリーランスにも向いています。
申し込みからサービス提供までの納期が短いのも、03番号取得サービスのメリットです。
たいていのサービスは申し込みから1〜2週間程度で03番号の開設及びサービスの利用が可能。
電話回線工事の納期を気にしたり、名刺作成が事業開始直前になったりすることがなく安心です。
通常、同じ都内の引越しであってもNTTの局舎をまたいで引越しをする場合、電話番号が変わります。
しかし、03番号取得サービスはクラウドサービスなので、都内の引越しであれば番号は変わりません。
引越し時に新たに電話回線を用意して機器を移設するという作業が不要なので、事業所の引越しが容易に行えます。
03番号取得サービスはクラウドサービスのため、利用者側でスマホ以外の機器用意は不要です。
そのため、機器のメンテナンス費は一切かかりません。
スマホの故障時における準備をしておく必要はありますが、機器故障によるトラブルがないのも03番号取得サービスの魅力の一つです。
03番号取得サービスはメリットの多い魅力的なサービスですが、デメリットとなり得ることもあります。
後に「こんなはずじゃなかった!」という思いをしないためにも、事前にデメリットを知っておきましょう。
03番号取得サービスはクラウドサービスのため、月額料金制となっています。
電話回線の設置や電話設備の機器購入が不要なため初期投資はありませんが、運用人数が多くなってくるとユーザ1人あたりに料金が発生するので、設備を用意するよりもランニングコストが高くなる可能性があります。
数名の利用であればメリットのある料金体系ですが、運用人数が増えた場合には自社設備を用意するのと比較して料金的なデメリットが発生する可能性があることを考慮しておいた方が良いでしょう。
03番号取得サービスの月額利用料は1人あたり1,000円を切るものもあり、人数が少なければ安くサービス利用を開始することができます。
ただし、月額利用料以外に通話料金が発生することを認識しておきましょう。
月額利用料が安くても通話料金が高いと全体のランニング費用が高くなってしまうので、注意が必要です。
一般的な固定電話の通話料金は3分8円です。
03番号取得サービスの通話料金は同じく3分8円のものもあれば、始めの10分は無料で以降20秒30円となるものなど様々。
想定される外線通話の量をもとにシミュレーションを行い、一般的な固定電話と比較して通話料金が高くなりすぎないかどうか確認しましょう。
03番号取得サービスで開設した03番号は、サービス提供者が持っている番号のためナンバーポータビリティができません。
将来的に事業が大きくなり自社の電話設備を用意することになった場合、03番号取得サービスで開設した番号を使うことはできないので注意が必要です。
03番号取得サービスはあくまでも小規模で使うためのサービスとして理解し、事業拡大した際には新たに電話番号も含めて取得する必要があることを覚えておきましょう。
03番号取得サービスは、フリーランスや独立したての事業者など小規模でスタートする場合にはメリットの多いサービスです。
将来的に事業を大きく拡大していきたい場合は、料金体系とナンバーポータビリティーの点で注意が必要です。
事業規模に合わせて柔軟に対応できるよう、03番号取得サービス導入前にメリットとデメリットをよく確認しておきましょう。
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