個人事業主となったときに気になるのは固定の電話番号を持つべきかどうか。スマートフォンの世帯保有率は83.4%となっており、ビジネスでも連絡の手段としてメールやチャットが多く使われるようになりましたが、固定電話が重要であることは変わりません。
それは固定電話が単なる通信の道具ではなく、ビジネスにおいては事業の信頼性を高めるツールの一つだからです。
この記事では固定電話を持つメリット、おすすめの固定電話サービスをご解説しますので、個人事業主もこれからビジネスをはじめようと考えている方も是非ご覧ください。
(参考:総務省|令和2年版 情報通信白書|情報通信機器の保有状況)
ここでは固定電話を持つ3つのメリットを紹介します。通話機能は携帯電話で代用できるので固定電話は不要ではないかと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、ビジネスにおいて固定電話は重要ですので、メリットを確認してから固定電話の導入が必要か否かを判断しましょう。
固定電話を持つことのメリットは取引先に信頼性をアピールできる点です。もし自分がクライアントの立場で、相手の連絡先が携帯電話だったらどんな印象を受けますか?信頼できるか不安になりませんか?
固定電話番号を持っているという些細なことがビジネス上の信頼を左右します。固定電話は簡単にそれほどコストをかけず契約できるため、個人事業主になったら導入をおすすめします。
固定電話を持っていると銀行からの信頼性がアップし、ローン審査に通りやすくなります。個人事業主は法人に比べ不安定だと思われており、さらに携帯電話しか持っていない場合は事業の継続性がないと判断されかねません。また固定電話がないと銀行の審査を受けられないケースもあります。仕事をスムーズに行うためにも固定電話は必要です。
固定電話を持つことであなたのプライバシーを守ることができます。私用携帯と仕事用携帯を兼用すると自分の電話番号が多くの人に知られてしまい、プライバシーが脅かされるリスクがありますし、着信があれば対応しないといけないため仕事と私生活の切り分けが難しくなります。固定電話を持てばそれらのリスクを回避するできます。
ここでは固定電話導入を検討している方にむけて、固定電話はどんな種類があるのか、サービスにはどんな特徴があるのかをご紹介します。
一般電話とはいわゆる固定電話のことです。正確にはNTT東日本、NTT西日本から電話加入権を購入して利用するサービスが「固定電話」、NTT東日本、NTT西日本以外の通信業者が提供しているサービスを「直収型電話」と言い直収型の場合、電話加入権は必要ありません。
料金が安いわけでもなく、これといった特徴もありませんのでビジネスに利用するなら他のサービスを検討しましょう。
光電話とは光ファイバーケーブル(光回線)を利用した電話サービスのことです。従来の固定電話は電話線を使用するのに対し、光電話は光回線を使用しますので光電話を利用するためには光回線の引き込みが必要になります。初期費用として回線工事費がかかりますが、一般電話に比べて基本料金は安くなっています。
なお、光電話は光ファイバーケーブルを使用する電話サービスの総称、ひかり電話はNTTが提供する光回線を使用した電話サービス名になります。
050 IP電話とはインターネット回線を利用した電話のことで、電話番号は050から始まる11桁の番号が割り当てられます。以前はIP電話専用の機器が必要でしたが、現在ではスマホアプリでも利用できるので非常に導入しやすくなっています。
インターネット回線を使うため光回線のように引き込み工事の必要はないため、初期費用は安く済み、さらに基本料金も安くなっています。
PBX(Private Branch eXchange)とは構内交換機のことで、クラウドPBXは従来オフィスなどに設置していたPBXをクラウド化し、インターネット上で通話や通信を行うサービスです。PBXを設置する必要がないので工事が不要で場所も取らず、機器のメンテナンスや保守のコストもかかりません。また設定もウェブやアプリで簡単に行うことができ、即座に反映されるので便利です。
これまで4種類の固定電話サービスをご紹介しましたが、その中で最もおすすめなサービスは「クラウドPBX」になります。
クラウドPBXはインターネットが用意されていれば世界中の全ての拠点をつないで電話機能(内線・外線・転送)を使用でき、専用アプリなどを利用すればスマートフォンで会社の代表番号から電話を発信することが可能になるなど、ビジネス上でのメリットがたくさんあり、業務を効率化することができます。
ここでは数あるクラウドPBXサービスの中から厳選して、おすすめのクラウドPBXサービスを3つご紹介します。「たくさんのサービスがあってどこを選べばいいのかわからない」、「おすすめのクラウドPBXはどこなの?」とお悩みの方はぜひ参考にしてください。
月額基本料金 | 3,000円(税別) |
初期費用 | 無料 |
クラウドオフィスSOHOは弊社が運営するクラウドPBXサービスです。初期費用は全て無料、かつ月額基本料金も3,000円(税別)と格安で利用でき、お得になっています。また申込完了と同時にすぐにサービスが利用可能になりますので、大切な電話を逃すことがありません。
アプリを使わずに03市外局番を使用することができるため、ガラケーでもサービスを利用できる点、スマホの機種やOSに制限されず利用できる点がメリットになります。
オプションでFAX専用回線や秘書代行サービスとスムーズに連携できるのも個人事業主にとっては嬉しいポイントです。
クラウドオフィスSOHO
リンク:https://a-order.com/
月額基本料金 | 3,980円~(税別) |
初期費用 | 29,800円(税別) |
モッテルは株式会社バルテックが運営しているクラウドPBXです。PBXの研究をはじめて15年以上の歴史があり、モッテルのシリーズ導入実績は27,000社を超えていますので安心して使うことができます。
最大の特徴はサービスの安定性です。一般的なクラウドPBXでは1つのデータセンターに接続が集中することにより、通話が不安定になる場合がありますが、モッテルでは全国7ヶ所にデータセンターを設置することで安定した通話を提供しています。
スマホに専用アプリをインストール・設定することで、ビジネスフォンのように内線電話・会社番号発信・取次ができるようになります。
モッテル
リンク:https://www.mot-net.com/mottel
月額基本料金 | 5,000円~(税別) |
初期費用 | 10,000円(税別) |
Arcstar Smart PBXはエヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社が提供しているクラウドPBXです。クラウド上にあるIP電話サーバーを使ってPBX機能と内線機能を実現しているため、スマホやPCなどの端末でロケーションを選ばずに無料で内線電話を利用できます。またオプションで外線サービスを組み合わせることでビジネス専用の050番号をもつことができ、外線の発着信ができるようになります。
転送設定や代表グループなどの各種設定をウェブ上で簡単に行うことが可能でサービス導入後の保守・管理業務を効率化できます。
契約前に無料トライアルでスマホを内線化して利用することができるので、導入を検討される人は是非お試しください。
Arcstar Smart PBX
リンク:https://www.ntt.com/business/services/voice-video/voip/smartpbx.html
個人事業主として仕事をするなら、事業の信頼性を高められる、プライバシーを守ることができるといったメリットがあるため、固定電話を持つことをおすすめします。
様々な固定電話サービスがありますが「短期間で導入できる」「設定がウェブ上で簡単にできる」「通話料金が安価」などのメリットを持つクラウドPBXが最もおすすめですので、ぜひ導入を検討しましょう。
クラウドオフィスに発信致します。
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